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2008年03月05日

落とし穴:バリアフリー上映ラボ

今日は果敢にもハリウッド映画に自作の音声ガイドをつけて試してみました。

これが意外に難しいようです。横で聴いていると、ガイドが映画の台詞にかかるし、言葉が多いわりには映画の内容がよくわからない。練習がたりないと言うこともありますが、ダメダメな台本でした。

しかし、やってみてわかることもあります。

まず一番大事なこと。それは映画には音がもともと入っているということ。外国語で意味がわからなくても、声の調子で感情はある程度伝わるんですね。さらに効果音、BGM、etc...。映画に付いた音だけでも、こんなに情報はあるわけです。ついつい音声ガイドにばかり頭が行っていて、もともとの映画の音声を忘れていたことに、やってみて気がついていたわけです。ガイドに必要なことは映像でしかわからないことを補足し、もともとある映画の音声に耳を傾けさせることなんじゃないのか?!奥が深い。ではどんなことが必要なのか…。そこからは演出論のような講義にまで発展。

でも映画の演出を理解するっていうのは、実は単純なことで、映画から感じた気持ちを、きちんと誰かに伝えるってこと。泣けることは泣けるように、驚くシーンは驚けるように、ってこと。機械的な説明をしたくてシステムを作るわけじゃないのだってことなんですね。

さて、30日の桜坂市民大学では、これを完成させて生でアフレコします。果たして本当に完成できるのか。

PS 今日はマスコミのかたの取材あり。記事にする予定はいまのところ内容ですが、多くの人に興味を持っていただけるのは嬉しい限り。



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Posted by sakura-zaka at 10:39│Comments(0)LAB(研究室)
 
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